ごあいさつ

助産師の伊藤みどりです。

藤枝市大洲に住み約11年が経ちました。
この地域には昔から住んでいる方、新しく移住してきた方、いろいろな世代の方たちがいます。

とても住み心地がよく、近隣の方たちも優しく、この地域で自分の資格や経験が少しでも生かされたらと思うようになりました。

私の経歴

<学歴等>

静岡済生会病院付属高等看護学院第2学科卒業
静岡県立厚生保育専門学校助産学科卒業
佛教大学社会学部応用社会学科卒業
静岡県看護教員養成講習会修了
厚生労働省看護研修研究センター幹部看護教員養成課程修了

<職歴>

静岡済生会総合病院
鈴木レディースクリニック
組合立静岡県中部看護専門学校 静岡市立静岡看護専門学校人事交流

<資格>

助産師 看護師
女性の健康経営推進員
(女性の健康とメノポーズ協会)
食育指導士(日本食育協会)
健幸アンバサダーマスター
(スマートウエルネスコミュニティ協議会)

<所属学会等>

日本看護協会 静岡県看護協会
日本助産師会 静岡県助産師会
女性の健康とメノポーズ協会
日本食育協会
静岡県食育協会

~女性の生涯を支える助産師でありたい~

助産師は、昔は「産婆」と呼ばれていました。私が小さい頃は、お産婆さんで産んだよという人が割といました。産婆も助産師もお産を助ける女性というイメージがあると思います。

私も実際、病院やクリニックでお産に関わる仕事をしていて、助産師という仕事が大好きだったしやりがいも感じていました。でも、ある時から、お母さんとともにお産に向かい寄り添ってきたのに、勤務の交代でケアが途切れることに、ジレンマを感じるようになりました。

「助産師の仕事は素晴らしいけど何か違う」と。

ケアするということが分からなくなっている時に、先輩から「本質に戻ってみなよ」とアドバイスがあり、縁あって看護専門学校で母性看護学の教員として勤務することになりました。そこからずっと「看護とは何か」「ケアとは何か」を考え続けてきました。

「手で感じ、心で聴いて、寄り添うこと」それが本質なのではないかと。

助産師の「助産」は産むことを助けると書きます。その意味は、マタニティサイクルにある人に向けられたものだけでなく、妊娠への準備や、子を産まない選択した人を支えることや、子を産み育てる働きを終えた人を支えることなどを含んだものです。
女性のからだには「子どもを身ごもり、胎内で育て、産み出し、母乳で育てる」という働きが備わっています。しかし、現代を生きる女性の生き方は多様です。結婚する・しない、子どもを産む・産まないなど、自由に決定できる時代を生きています。
女性には性周期というものがあり、初潮から閉経まで、女性ホルモンにより守られています。時期でいうと思春期から更年期までです。女性に備わっている働きは、この性周期によりコントロールされています。女性は自身でこの性周期による様々な心身の変化と向き合い、管理して生きていかなければなりません。
女性に備わっている働きが芽生える思春期から終える更年期までに、妊娠、出産、子育て、仕事、介護など大きなことを経験します。本当に大変なお仕事です。

私は、女性の生涯を通し寄り添う助産師でありたい。身近で女性の「生きる」を支える助産師でありたい。そんな想いでいっぱいです。